坂の上の僕
誠に小さな若者が開化期を迎えようとしていた。
あたかも4人目の主人公として書いてある日記である。
東京の東武東上線沿いに住んでいるこの大学生は就職活動が本格化する前の冬休みでインターンのESを書いている。
「あなたを自己PRしてくだい」2000文字以内で
こう書かれたパソコンを前にこの大学生は考えていた。自分が過ごしてきた学校生活、部活など。
さらに遡り高校生、中学生、小学生の自分がよぎった。
「やっぱり部活のこと以外掘り下げて書けないなぁ〜」
この大学生は体育会の部活に所属していたからもっぱらそれにどハマりしていたのだ。
部活を引退した後も図書館で部活に関する本を読み、挙句の果てにスポーツトレーナーの資格まで取ろうとしている。
スポーツの大学院に進学しようと考えたが、
「わしゃこのままでええんじゃろうか」
とある時感じた。
色々な人に相談しても結局は自分が決断しなければならない。
坂の上の雲を読んでいると1巻で秋山真之が海軍の学校に入る前に将来に不安を感じている。
この大学生の将来はわからない。
「若い頃は何をしようか老いたら何をしたか」
老いて振り返ってみないとこの大学生は何を成し遂げるかはまだ誰もわからない。
明治の日露戦争前の日本は近代国家に追いつこうと必死だった。
平成最後と言われる今年の冬は就活にどう立ち向かうか考える大学生
明治と近代
大学生と就活(or進学)
この2つが似ていると思いブログを書こうと決めた