坂の上のバイト
誠に小さな若者が開化期を迎えようとしている
この若者はアルバイトをしている。
あるラーメン二郎でバイトをしている。
ラーメン二郎といえば野菜がタワーのようにもってあり醤油ベースのスープにうどんのような麺がどっさりどんぶりに盛られている。
特別うまいわけではないがクセになる。
ラーメン二郎は忙しい、ラーメン屋は大変だ
など周囲から様々な意見はあったが店長がとても心優しく温かい方であり、この大学生は安心して働いている。
店長のテンポに合わせて野菜を茹で、6人分の皿を食洗機に入れて洗う。
お客様が全員帰ったら掃除の手伝いをする。大まかな業務はこのようにして行われた。
店長がある日この大学生を分析してくれた。
「一緒に働いていると色々な事がわかるんだよ〜」
と教えてくれた。
この大学生は完璧主義で常にこうあるべきだと高い目標を立てるがそれが達成できないと自分の中の何かが崩れ、その後の仕事も失敗する。
そして仕事の失敗が続き自己嫌悪に陥る。
「なんてダメなんだ。わしは。」っと
しかし店長は完璧主義である必要ないと大学生に説いた。
目の前のできる事が出来れば良いと説いてくれた。
さらに手を抜く事も大切だとといてくれた。
この手を抜くといのは未だにわからないがこれから学んでいくのだろう。